もりおの小確幸

旅について読むと悩みがどうでもよくなるブログを書きます

台湾 台北 八拾捌茶

台湾 台北 八拾捌茶

 

2019年5月9日

ここは、台湾の西門町にある

小さなお茶屋さん

 

台湾人は情に溢れてる。

こう思える出会いがありました。

 

今回のブログは、

台湾で友達を作る方法

にも触れて書いていこうと思います。

 

なので、

「台湾に一人旅したい!」とか

「台湾で友達作りたい!」

という方は是非参考にしてください!

 

そんなに難しい

ことではありません。

 

 

この時は、

3回目の一人台湾旅。

 

まだ中国語は、

ままならなくて

ある程度聞き取れるけど

単語でしか話せない。

 

初めての一人旅で、

「あ?」と怖い顔で聞き返されたり

通行人のOLに無視されたり、

夜市で欲しくないもの買ったり…

 

中国語が通じなくて

心が「グサッ」とやられたり

その場から消え去りたくなるような

経験をしました。

 

そして、

中国語を話すことが

”トラウマ”になっていました。

 

だから、

誰とも一言も話さない日も。

一人夜寂しく

泣いたこともあります。笑

 

 

そろそろ、台湾にも

自力で作った友達が欲しいな〜

 

と思っていた頃です。

 

 

 

。。。と言っても

 

 

友達ってどうやって作るん?

 

日本ですら、知らない

街中にポン!と置かれて

「今から友達を作ってください」

 

って言われても

そう簡単には作れませんよね。

 

なんなら、新しい学校や

初めてのバイト先でも

新しい友達を作るって

ドキドキ緊張しますよね。

 

 

異国の地ではなおさらです。

しかも一人で…

 

言語もままならない、

その場所に繋いでくれる

知り合いもいない。

 

「さあ、どうしよう」

 

こんな風に、

知らぬ土地で心の拠り所もなく

一人で葛藤するのって

案外辛いものです。笑

 

 

誰にも相談できないし、

誰かにすがりたくても

どんなにがんばっても

頼れる方法はないんです。

 

とにかく一人で孤独。

 

 

 

ということで、

まずは道端を歩いている人に

片っ端から声をかけました。

いわゆるナンパです。笑

 

 

ただ、こんなことしても

ただ怪しまれるだけで

相手にもされません

 

もともと、私は内気で

人の目を過剰にきにする

タイプなので、

精神的に持ちませんでした。

 

その場から消え去りたくなって

小走りで角へ逃げます。

 

 

「キャラじゃないことしたな〜」

「疲れた。。。」

 

何も収穫はありませんでしたが、

とにかくその土地から離れたくて、

急いで地下鉄に乗って

あてもなく揺られていました。

 

 

「何してるんだろ」

 

何回も自分を責めました。

わざわざ台湾まで来て

何も中国語を話していない。

 

どんどん自己嫌悪です。

 

そして、適当な駅で降りて

とにかく歩くことに。

 

で、気づけば夕方。

途方もなく知らない道を

一人で歩いて、

結局何も進展はありません。

 

 

「何してるんだ自分」

「無駄な時間じゃないか」

「お金も無駄遣いじゃないか」

 

と自分を責める言葉しか

出てこない。

途中で雨も降ってきて、寒いし。

 

 

そして、、、

とうとう諦めました。

 

 

「疲れたから、カフェに入ろう」

と思い、歩いていると

日本家屋のお茶やさんが。

 

心のどこかで、

「あそこなら、日本人がいるかも」

と期待しました。

(とにかく誰かにすがりたい)

 

 

ガラガラっ

入ってみると、そこには

台湾人の女の子3人が。

 

(あぁ、なんだ、日本人いないのか)

 

案内されて注文して

暖かいお茶を飲んでほっこり。

 

 

ひと休憩して心も温まり、

ふと責めていた自分から

我に返りました。

 

そして、

「帰ろう」と思ったのですが、、、

気がつくととんでもないことを

考えていました。

 

 

 

「このまま何もせずに

帰っても辛いだけだ」

 

 

 

そう思った私は、

 

 

会計に行く前に

「ここが最後のチャンス」と

思いました。

 

ここで、今度こそは

声をかけてみよう。

 

そう決めた私は、

紙とペンを出して、

話したい中国語を

調べて書きました。

 

「お茶美味しかった」

「オススメの夜市ある?」

 

 

気になってないけど、

一番伝わりそうで安パイ

とにかく何か話せたらいいや

という気持ちでした。

 

そして、小声で何回か呟いて

会計まで。

 

 

「茶 非常 好喝」

「你们有推荐的夜市吗?」

 

 

シーンと凍った雰囲気。

 

「わぁ、またやらかした」

シラけてる。。。

「自分の中国語はまた通じなかったのか」

 

 

トラウマが再び襲ってくる。

ドキドキドキ

 

 

と、していましたが、

相手の台湾人の一人が

「ワタシモ ニホンゴ ベンキョウした」

と笑顔で声をかけてくれました。

 

そして、

「你 一个人 来的?」

(一人できたの?)

 

と、どんどん会話が弾んで行きました。

 

 

気がつくと、そこで

お金も払わずに20分くらい

会話が盛り上がっていました。

 

相手の言ってることの

8割くらいはわかりませんでしたが、

ゲラゲラ笑ってその場が

楽しければそれでいいのです。

 

 

これまで、

難しく考えすぎていました。

 

「伝わらなかったら」

「無視されたら」

「聞き取れなかったら」

 

こんな風に、

不安なことばかりが

頭に浮かんで勝手に

ネガティブに捉えて

 

話しかけることを

ためらっていました。

できない理由探しをしていました。

 

 

だけど、これって

コミュニケーションの

本質ではないなって

気がつきました。

 

もしもコミュニケーションが

うまいor下手

で判断されてしまうなら、

 

音葉がわからない

赤ちゃんは嫌われて

おかしくないですよね。

 

 

そうじゃなくて、

笑ったり、ジェスチャーしたり、

その場の雰囲気が楽しくて

それを共有できていればいいのです。

 

もしも、

下手くそだからって無視したり

冷たい態度を取る人がいたら

 

その人はただ、ハズレ

なだけで、そんん人はこっちから

願い下げです。

 

 

中国人も台湾人も、寛容で

ちゃんと話せなくても

受け入れてくれる人が

たくさんいます。

 

 

彼女たちはワタシに、

コミュニケーションの本質を

気づかせてくれました。

 

 

次の日、最終日だったので

別れを告げにお店に寄りました。

 

すると、

私を描いた絵葉書と

お手紙と、台湾の大量のお菓子

と、お茶の茶葉をくれました。

 

 

台湾人って本当に

おもてなしの精神が強くて、

本当に優しいですね。

 

 

これは台湾に行った人

誰もが共感できると

思いますが、

 

台湾人のGive精神は

どの国にも負けないん

じゃないかなって思います。

 

 

だからこそ、

相手を怖がって話しかけないのって

相手のことを信じてない

みたいで嫌なんです。

 

向こうも日本が大好きだし、

日本語を学びたい子も

たくさんいるので、

 

是非、次行った時は

ちょっとした勇気を振り絞って

声をかけてあげると、

 

こっちももっと楽しいし、

相手も喜んでくれる場合が

多いです!

 

 

私にみたいに、

友達になるきっかけに

なるかもしれません!

 

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大切なのは、

中国語の「上手い下手」

ではなくて、

 

ちょっとした「勇気」

なのかもしれません。