もりおの小確幸

旅について読むと悩みがどうでもよくなるブログを書きます

クスッと笑える世界にいる ぶっとび自由人

悩んでいて毎日が

苦しいあなたへ

 

 

悩んでいる時って、

いつもモヤモヤしてて

何をしても楽しくなくて、

世界が灰色になりますよね。

 

 

実は、私も

2020年5月に鬱になり

その灰色の世界を

見てきました。

 

 

これは今だからこそ、

言えることです。

 

 

苦しい時って

自分に自信をなくすし、

好きなことすら手が付かない。

 

 

休もうと思っても、

「甘い。にげてる。」

ってますます自分を責めたり

周りの目が気になって

 

 

耐えられなくなりますよね。

逃げたくなります。

 

 

そんなあなたへ。

このブログでは、

「世界の自由すぎる人」

を紹介して行こうと思います。

 

 

なぜかというと、

「あ、こんなテキトーに

生きてる人もいるんだ」

とホッとできるからです。

 

 

ちなみに私は当時、

いつも見返して、心にゆとり

を持つことから始めました。

 

 

是非、少しでも

あなたを泥ぬから引っ張れたら

いいなと思っています。

 

 

長い説明は書きません!

是非写真と楽しんで!

 

それでは、

行ってらっしゃい!

 

 

🇵🇭🇵🇭🇵🇭🇵🇭🇵🇭🇵🇭🇵🇭🇵🇭🇵🇭

 

 

 

①フィリピンの先生 

 GLY

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マンツーマンなのに、

まともに授業をしたことが

ありません。笑

 

授業開始5分前に行くと

「早すぎる!」と追い出されます。

 

いつもふざけています。

それでも、学校内では

人気の先生で引っ張りだこ笑

 

一緒にいるだけで

楽しくて明るくなれるような、

太陽みたいな人なんですね〜!

 

ギャハハギャハハ笑って

毎日無理のない程度に

頑張って、自分を満たして。

 

こんなんでも

「なんとかなる」という

ことを教えてくれます。笑

 

 

 

 

フィリピンの管理人 

 かぎ事件

 

私が寮の鍵を忘れて

外に締め出された時。

 

管理人に

「鍵なくて入れない」と

伝えると、

 

「OK OK」といって、

満面の笑みで出してくれたのが

これ。笑

 

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「こん中から自分の部屋探して〜」

ってジャラジャラ。

いや、全部屋入れちゃうじゃん!

探すの大変だった。笑

 

日本だったらあり得ないこと

これが起こるのが海外です。

 

日本の「当たり前」とか

「こうすべき」「ルール」は

日本でしか通用しません!

いい意味でも悪い意味でも...

 

 

 

③マギー TOEIC事件

 

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台湾人の第二の家族の

マギーは35歳。

出会いはセブ島の留学先。

 

(因みにカラムーチョが

大好きで毎日持ち歩いてます笑)

 

初日にあった、

トイックのテスト中

パシャパシャ。

 

 

試験途中に携帯で

問題用紙や隣にいる

私の写真を撮り出します。

 

友達にラインで

送っていました。笑

 

そのあと超高速で

適当に選択を塗りつぶして

終わったら

 

部屋をウロウロ。

最終的に部屋の外で

終わるまで携帯をいじって

いました。笑

 

終わってから聞くと、

「分からなかったから。」

惰性で受け続けずに、

いさぎ良い。笑

 

ある意味合理的だなぁ

って思いました。

 

それを誰も注意しない

先生もまた面白い。笑

 

 

 

④ボーリングの兄ちゃん

 ポップコーン愛好家

 

閉店時間

1時間過ぎたのに

ボーリングを受け付けて

くれたお兄さん。

 

この時点で、

セブ島のゆるさでてますが、

 

途中でポップコーンを

買ってきて食べながら

私たちのプレーを見て、

 

「フォー!!!」

って言いながら

一緒に楽しんでる!

 

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最終的には

私たちにもポップコーンを

買ってきてくれて一緒に

食べました。

 

ルールがない、

「人」としての繋がりを持てる

って海外の魅力ですね。

 

 

 

 

 

ハンモックおじさん

 

フィリピン南部の

透明の海がある小さなcity

 

ここで、朝も昼も夕方も

ずーっと同じ場所で寝転んでる

おじさん。

 

海が見えるハンモックで

緩やかな音楽を聴いて

ゆらゆら安らいでます。

 

 

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満更でもない笑顔で笑笑

 

「乗せてー!」というと、

冗談抜きにお金を取ってきます。笑

 

それで生計立ててるのか?

って言いたくなるほど。

 

決して裕福には見えませんが、

お金がなくてもその時間を

幸せに生きれていた

 

それだけで十分なのかも

しれませんね。

 

 

 

 

いかがでしょうか?

 

フィリピンでは、

自分にはストレスを

与えない程度にゆるく

無理せずに生きて、

 

その分人にも

優しくするし寛容。

 

「嫌なことは嫌!」

を我慢せずに主張します!

 

 

確かに日本の

文化や社会では

そのような行動は

なかなか難しいかも、、、

 

極端に真似をしなくても、

家庭の中や友達同士など

小さなところから

 

「自分の気持ち」を

大切にできる瞬間が

増えるといいですね!

 

辛いですが、

そのきりは必ず晴れます!

一緒に乗り越えましょう!

 

台湾 台北 八拾捌茶

台湾 台北 八拾捌茶

 

2019年5月9日

ここは、台湾の西門町にある

小さなお茶屋さん

 

台湾人は情に溢れてる。

こう思える出会いがありました。

 

今回のブログは、

台湾で友達を作る方法

にも触れて書いていこうと思います。

 

なので、

「台湾に一人旅したい!」とか

「台湾で友達作りたい!」

という方は是非参考にしてください!

 

そんなに難しい

ことではありません。

 

 

この時は、

3回目の一人台湾旅。

 

まだ中国語は、

ままならなくて

ある程度聞き取れるけど

単語でしか話せない。

 

初めての一人旅で、

「あ?」と怖い顔で聞き返されたり

通行人のOLに無視されたり、

夜市で欲しくないもの買ったり…

 

中国語が通じなくて

心が「グサッ」とやられたり

その場から消え去りたくなるような

経験をしました。

 

そして、

中国語を話すことが

”トラウマ”になっていました。

 

だから、

誰とも一言も話さない日も。

一人夜寂しく

泣いたこともあります。笑

 

 

そろそろ、台湾にも

自力で作った友達が欲しいな〜

 

と思っていた頃です。

 

 

 

。。。と言っても

 

 

友達ってどうやって作るん?

 

日本ですら、知らない

街中にポン!と置かれて

「今から友達を作ってください」

 

って言われても

そう簡単には作れませんよね。

 

なんなら、新しい学校や

初めてのバイト先でも

新しい友達を作るって

ドキドキ緊張しますよね。

 

 

異国の地ではなおさらです。

しかも一人で…

 

言語もままならない、

その場所に繋いでくれる

知り合いもいない。

 

「さあ、どうしよう」

 

こんな風に、

知らぬ土地で心の拠り所もなく

一人で葛藤するのって

案外辛いものです。笑

 

 

誰にも相談できないし、

誰かにすがりたくても

どんなにがんばっても

頼れる方法はないんです。

 

とにかく一人で孤独。

 

 

 

ということで、

まずは道端を歩いている人に

片っ端から声をかけました。

いわゆるナンパです。笑

 

 

ただ、こんなことしても

ただ怪しまれるだけで

相手にもされません

 

もともと、私は内気で

人の目を過剰にきにする

タイプなので、

精神的に持ちませんでした。

 

その場から消え去りたくなって

小走りで角へ逃げます。

 

 

「キャラじゃないことしたな〜」

「疲れた。。。」

 

何も収穫はありませんでしたが、

とにかくその土地から離れたくて、

急いで地下鉄に乗って

あてもなく揺られていました。

 

 

「何してるんだろ」

 

何回も自分を責めました。

わざわざ台湾まで来て

何も中国語を話していない。

 

どんどん自己嫌悪です。

 

そして、適当な駅で降りて

とにかく歩くことに。

 

で、気づけば夕方。

途方もなく知らない道を

一人で歩いて、

結局何も進展はありません。

 

 

「何してるんだ自分」

「無駄な時間じゃないか」

「お金も無駄遣いじゃないか」

 

と自分を責める言葉しか

出てこない。

途中で雨も降ってきて、寒いし。

 

 

そして、、、

とうとう諦めました。

 

 

「疲れたから、カフェに入ろう」

と思い、歩いていると

日本家屋のお茶やさんが。

 

心のどこかで、

「あそこなら、日本人がいるかも」

と期待しました。

(とにかく誰かにすがりたい)

 

 

ガラガラっ

入ってみると、そこには

台湾人の女の子3人が。

 

(あぁ、なんだ、日本人いないのか)

 

案内されて注文して

暖かいお茶を飲んでほっこり。

 

 

ひと休憩して心も温まり、

ふと責めていた自分から

我に返りました。

 

そして、

「帰ろう」と思ったのですが、、、

気がつくととんでもないことを

考えていました。

 

 

 

「このまま何もせずに

帰っても辛いだけだ」

 

 

 

そう思った私は、

 

 

会計に行く前に

「ここが最後のチャンス」と

思いました。

 

ここで、今度こそは

声をかけてみよう。

 

そう決めた私は、

紙とペンを出して、

話したい中国語を

調べて書きました。

 

「お茶美味しかった」

「オススメの夜市ある?」

 

 

気になってないけど、

一番伝わりそうで安パイ

とにかく何か話せたらいいや

という気持ちでした。

 

そして、小声で何回か呟いて

会計まで。

 

 

「茶 非常 好喝」

「你们有推荐的夜市吗?」

 

 

シーンと凍った雰囲気。

 

「わぁ、またやらかした」

シラけてる。。。

「自分の中国語はまた通じなかったのか」

 

 

トラウマが再び襲ってくる。

ドキドキドキ

 

 

と、していましたが、

相手の台湾人の一人が

「ワタシモ ニホンゴ ベンキョウした」

と笑顔で声をかけてくれました。

 

そして、

「你 一个人 来的?」

(一人できたの?)

 

と、どんどん会話が弾んで行きました。

 

 

気がつくと、そこで

お金も払わずに20分くらい

会話が盛り上がっていました。

 

相手の言ってることの

8割くらいはわかりませんでしたが、

ゲラゲラ笑ってその場が

楽しければそれでいいのです。

 

 

これまで、

難しく考えすぎていました。

 

「伝わらなかったら」

「無視されたら」

「聞き取れなかったら」

 

こんな風に、

不安なことばかりが

頭に浮かんで勝手に

ネガティブに捉えて

 

話しかけることを

ためらっていました。

できない理由探しをしていました。

 

 

だけど、これって

コミュニケーションの

本質ではないなって

気がつきました。

 

もしもコミュニケーションが

うまいor下手

で判断されてしまうなら、

 

音葉がわからない

赤ちゃんは嫌われて

おかしくないですよね。

 

 

そうじゃなくて、

笑ったり、ジェスチャーしたり、

その場の雰囲気が楽しくて

それを共有できていればいいのです。

 

もしも、

下手くそだからって無視したり

冷たい態度を取る人がいたら

 

その人はただ、ハズレ

なだけで、そんん人はこっちから

願い下げです。

 

 

中国人も台湾人も、寛容で

ちゃんと話せなくても

受け入れてくれる人が

たくさんいます。

 

 

彼女たちはワタシに、

コミュニケーションの本質を

気づかせてくれました。

 

 

次の日、最終日だったので

別れを告げにお店に寄りました。

 

すると、

私を描いた絵葉書と

お手紙と、台湾の大量のお菓子

と、お茶の茶葉をくれました。

 

 

台湾人って本当に

おもてなしの精神が強くて、

本当に優しいですね。

 

 

これは台湾に行った人

誰もが共感できると

思いますが、

 

台湾人のGive精神は

どの国にも負けないん

じゃないかなって思います。

 

 

だからこそ、

相手を怖がって話しかけないのって

相手のことを信じてない

みたいで嫌なんです。

 

向こうも日本が大好きだし、

日本語を学びたい子も

たくさんいるので、

 

是非、次行った時は

ちょっとした勇気を振り絞って

声をかけてあげると、

 

こっちももっと楽しいし、

相手も喜んでくれる場合が

多いです!

 

 

私にみたいに、

友達になるきっかけに

なるかもしれません!

 

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大切なのは、

中国語の「上手い下手」

ではなくて、

 

ちょっとした「勇気」

なのかもしれません。

 

 

カンボジア シェムリアップ アンコールワット

カンボジア シェムリアップ アンコールワット

 

2019年8月16日

ここは、カンボジアの都

アンコールワット

 

朝4:30に集合

まだ辺りは暗くて野生の

犬がうじゃうじゃ。

 

クラブからはズンズン音楽は流れ、

街灯のない真っ暗な夜道を

一人で歩きながら

集合場所へ向かった。

 

教科書でよく見る、遺跡の

アンコールワットの日の出

あの美しい光景を見るために。

 

37ドル。これは、

アンコールワットの入場料。

日本円で大体4000円くらい。

 

カンボジアは物価が安くて

水は大体50円

屋台一食100円

 

アンコールワット

観光客料金らしい。

 

7日券は

8000円もするらしい。

(1日で回りきれない)

 

 

アンコールワットの中は

外と変わらず集落が

並んでいて、そこで

生活している人もいるため

 

歩いて回れる広さではない。

 

その日は、

日本人宿にあるトゥクトゥク

の相乗りにお願いして

 

その日、初めて出会った

日本人と4人でガタガタ

揺られて回っていた。

 

 

太陽も登らず、

少し肌寒くて真っ暗な朝、

初対面の私たちは

米津玄師の「lemon」を

 

大声で歌いながら

トゥクトゥクの風に揺られて

アンコールワットの中に

入ってゆく。

 

 

駐車場についた!と思いきや

トゥクトゥクの運転手さんが、

急げ!急げ!

と慌てている。

 

どうやら、日の出の時間が

迫っていたらしい。

 

特に渋滞もなく

スムーズに到着したので、

これは完全に計算ミス。

 

「それなら集合時間早くして〜」

 

と叫びながら、

足の速い現地の運転手に

必死でついていった。

1キロくらいの距離は走ったかな?

 

海外って、

こういう自由なところが

いいよね。」

 

とゲラゲラ笑いながら、

なんとか、息切れ状態で

有名な日の出の景色を見れた。

 

 

その後、

遺跡を見て回って歩いていると。。。

 

忘れられない出会いがあった。

 

 

オネーサーン!カワイイネェ!

コレ、ヒトツ、ヒャクエン!

後ろから元気に聞こえた声。

 

「あぁ、また売り子か。」

 

 

東南アジアを

周遊していた当時、

各国で売り子に遭遇して

正直懲りていた。

 

少し早歩きをして

スタスタ距離を取ろうとするも

タッタタッタ!と

小走りでついてくる。

 

 

気がつかないふりをして、

日本人同士で会話しても。

後ろからずっと声が聞こえる。

 

 

そして、思わず

振り返ってしまった。

 

するとびっくり。

 

 

そこに立っていたのは、

小学1年生くらいの裸足の

小さな女の子だった。

 

大きな箱に大量の

絵葉書を入れていて、

それをボロボロの紐で

右肩にくくりつけて

 

真っ黒の肌で

汗をタラタラ流しながら

細い目に純粋な笑顔で

こっちを向いていた。

 

 

「わお」

 

 

日本だったら、

ピカピカのランドセルを

背負って、

 

初めての学びの場で、

ワクワクしながら元気に

小学校に通っているような

お年頃の子が、、、

 

 

生まれる場所が違うだけで、

こんなにも生活が違うのか。

 

 

ボロボロの売り物を背負って

こんな炎天下の中、

裸足で観光客にものをうって

働いている。。。

 

 

思わず、

「学校は?school?」

と聞いてみた。

 

すると、

「No」と首を横に振る。

 

 

英語もわかるのか…

 

 

「Can you speak Japanese? Why?」

 (なんで日本語が話せるの?)

 

と聞くと、

 

「Visitor」

(観光客)

 

と答えた。

 

 

どうやらこの子は、

学校に通わずとも

英語や日本語を覚えて、

商売をしているらしい。

 

生きていくために。

 

 

その瞬間、

語学を学ぶ立場として、

自分のことがとてつもなく

情けなく感じた。

 

 

自分、平和ボケしてた

 

 

だって、この子が必死に

仕事をしている間、

私は悠々と学校に通い、

勉強をしていたはず。

 

小、中、高、大

と当たり前の流れで

学びの場があって、

 

こうやって

「海外に行きたい!」と

思えば、

 

ちょっと飲み会を我慢して

頑張ってバイトして

お金を貯めれば来れてしまう

ような環境にいる。

 

 

それなのに、

日本にいるときに

「使う機会がない」とか

「時間がない、忙しい」

 

って言いながら

文句だけ重ねてきた自分。

 

 

こんな恵まれた

環境にいながら、

無い物ねだりで、

 

結局、

使って恥をかく自分から

逃げていただけだと

と深く思った。

 

 

こんな異国の地で

自分よりも幼い子が

こんなに頑張っているのに。

 

もっと大人になれ

と自分に喝を入れた。

 

 

私たちは、

あまりにも恵まれすぎて

しまっているのかもしれない。

 

 

ある程度のものは

「欲しい!」と思えば

自分の努力次第で手に入るし

 

「こうなりたい!」と

思えば、自分の行動次第で

なることだってできる。

 

この子みたいに、

1日を生きるだけで

精一杯なほどお金に

困ることはない。

 

 

お金の使い道や

時間の過ごし方の工夫で

どうにでもなる。

 

 

こんな風に、

必死に行きている人からすると

「言い訳するな!」って

思われてもおかしくない。

 

 

 

そして私は、その子から

一枚の絵葉書を購入した。

 

この出会いと、

その子からの学びを

忘れぬようにと。

 

 

そして、

「がんばって」という

一言をプレゼントした。

 

「ガンバッテ…?」

 

「うん、fight! (っていう意味だよ)」

というと、パァ!と笑顔になって

キラッキラの目と

大きな口で純粋に

 

「ガンバッテ、ガンバッテ!」

 

と喜んでくれた。

 

 

もちろん、励まされたのは

こっちの方で。

いつかはもっと大きくなった

彼女に出会って

 

もっと彼女の生活のことも

聞けたら嬉しいなと思っている。

 

 

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フィリピン セブ島 コロンストリートのお母さん

出会い編 セブのストリート

 

2019年2月16日 土曜日

ここはフィリピン セブ島

 

セブ島といっても、

みんなが思い浮かべるような、

 

綺麗なビーチと海でもない

美しい緑と壮大な自然でもない

近代的なショッピングモールでも

おしゃれなレストランでもない。

 

 

そう、

 

灼熱の太陽に

道はガタガタ

家はボロボロ

生ゴミの悪臭に

 

どこを歩いても足首に

ペチペチあたるほどのハエ

が飛び交う場所。

 

コロンストリートという

スラム街に来ていた。

 

 

ここは、

セブ島の中で

”物価が一番安い”と言われていて、

日本人には人気の買い物スポット。

 

 

パチモン(偽物)の

アディダスのスニーカーが

たったの500円で買えてしまうほど。

 

 

実は、盗難が多くて

「気がついたら財布がない!」

「携帯を使ってたら急に後ろから

 手が出てきて盗まれる」

 

と言われる、危険地帯。

治安が最悪の地域。

 

 

留学先の学校の先生にも

「行かないほうがいい」と

止められていたほど。

 

 

 

 

この街で、

今でも忘れらない出会いがあった。

 

 

 

その街には、

いろんな人が住んでいた。

 

裸足に真っ裸で

元気に走り回る3歳くらいの男の子

 

真っ黒ですらっとした体で

ワンピースを着て内股で歩く

リトルゲイの男の子。

 

炎天下の中

上半身裸でトラックの荷台に

のんびり寝てるおじさん。

 

爆音の音楽を鳴らしながら

壁がない家でお酒を飲む

大人たち。

 

一生懸命バナナをうるおばちゃん

道の上でビリヤードをする

子供達…

 

ハエがたかるゴミ山で

しゃがみこんでものを漁る

小さな2人の女の子。

。。。姉妹だろうか?

 

 

「こんな世界が、あるのか。」

 

 

自分たちの生活とは

”当たり前”も常識も文化も生活も

見えてる世界も全く違う。

 

日本の生活に慣れすぎて

ここでの生活が正直

かわいそうに見えてしまった。

 

 

「こ、こんな生活を

してる人たちがいるのか」

 

「日本って恵まれてる」

 

「ボロボロの家でかわいそう」

 

 

と思っていたが、

かわいそうなのは自分の方だった。

 

 

彼らは、

心がとても豊かだった。

 

 

私たちが歩くと

キラキラの笑顔で

手を振ってくれる。

 

まるでパレードのよう。

 

 

 

バスの運転手も、

バナナを売ってるおばちゃんも

真っ裸の子供も、

 

 

みんな、みんな。

 

 

自分たちの住居地帯に

見知らぬ外国人が、

自分よりもいい服装で

カメラを持ちながら

 

入ってきても

みんな、歓迎してくれる。

 

 

 

「この人たちが携帯を盗むわけがない」

「この人たちが財布を盗むなんて」

 

 

勝手に、「スラム街」というだけで

そこの地域は危なくて、

そこに住む人たちは

自分たちのものがないから盗む?

 

お金が欲しいから

盗んで売る?

 

そんな勝手なイメージで

こんなに温かい人たちを

会う前から非難し疑い

悪く思っていたのか。

 

 

そもそも、

「物の所有」という恵まれた

日本の価値観に当てはめすぎてないか?

 

 

彼らは、

「自分の仲間と家族があれば十分」

と言わんばかりに、周りの人との

時間をめいいっぱいに大切にし、

 

どこの誰だかわからない

外国人を笑顔で受け入れる。

 

 

私はその日を忘れんと、

終始携帯で撮影していたが

盗まれることもなかった。

 

 

それどころか、「一緒にのもーぜ!」

と笑顔で手招きしてくれたり

 

「一緒に写真とろーぜ!」と

笑顔できゃっきゃ駆け寄ってくる

子供達がいた。

 

 

 

心は、豊かなんだ。

 

 

 

物の所有を判断に

勝手に彼らのことを「かわいそう」

と決めつけた自分が惨めだった。

 

 

やはり、旅に出ると何度も思う。

 

 

「自分の目で確かめることが大切」

「実体験して感じたことが全てだな」

 

 

って。

 

 

そんなことを考えながら、

帰りにタクシーで帰っていた時。。。

 

 

ちょうど赤信号で

大通りのど真ん中、

タクシーは止まっていた。

すると、

 

 

 

コンッコン。

コンコン。コンコンコンコン…

 

 

 

 

窓を叩く音。

横を見ると窓の外に人影が。

 

 

よく見ると

子供を抱いた母親が立っていた。

 

「あれ、ここ、道のど真ん中だよね?」

 

心の中がドキドキドキッ。

 

 

 

よく目を凝らしてみると、

白いボロボロの薄い布に

ガリガリの骨のような体。

 

折れそうな腕の中には

今にも力つきそうな

見たこともないくらい

小さな赤ちゃんが。

 

 

「うわぁ。」

正直、一番に思い浮かんだ言葉は

 

「コワイ…」

 

 

何も言葉が出せず、驚いていると

窓の外で、お母さんは手を差し伸べてくる。

 

 

 

どうやら、

物乞いだ。

 

お金を求めているんだ。

 

 

 

 

冷静な判断ができなかった。

今すぐにでもこの人たちに

何かをあげなきゃ死んじゃいそう。

 

しかもここは大通りのど真ん中。

 

 

「お金を持ってる自分が、自分が

あげないで誰がこの人を救うの?」

 

 

とっさに、窓を開けようとした途端

「NO!!!!!!!!!!!」

大きな叫び声が。

 

タクシーの運転手だ。

 

ドキッドキドキドキ…

「はぁ、、、」

 

気がつくと

タクシーは青信号で発車していた。

 

 

 

開けていたら、

何が起きていたのかわからない。

 

少なくとも、

お金を渡していれば

次の日のお昼くらいまでは

栄養のあるものが食べられてたかな?

 

持っていた水さえ

渡してあげれば赤ちゃんは

もう少し元気になったかな。。。?

 

 

そんな風に

後悔の念がグルグル。

 

 

 

 

「なぜ、彼女は猛暑の外にいて

自分は涼しいタクシーの中にいる?」

 

「なぜ、彼女は服を着てなくて

自分は靴まで履いているんだ?」

 

「なぜ、彼女は家すらないのに

自分は留学までしてる?」

 

「なぜ、彼女は食べるものもないのに

自分は美味しいレストランで食べる?」

 

 

 

・・・

 

 

 

 

「何が違うんだろう」

「あの人は何も悪い事をしていないのに」

「逆の立場でもおかしくなかったはず」

 

 

 

 

 

こんな風に、

理不尽さを感じた。

 

 

 

自分は恵まれている側なのに。

 

日本はとんでもなく恵まれている。

 

 

屋根と壁がある家に住んでいる。

学校という学びの場が用意されている。

誰でも本屋へ行って本を買える。

いつでもスマホで情報を手に入れられる。

 

毎日当たり前にご飯があって

ふかふかのお布団があって、、、

 

 

そんな生活の中で、

何が不自由というのだ?

 

 

 

ほとんどのことが、”自分”の努力次第で

やりたいことが叶えられる環境にいる。

 

 

「やりたいならやれよ」

「叶えたいなら叶えろよ」

「言い訳するな」

「自分の人生だろ」

 

 

これはその時、

強く強く、自分の心に言い聞かせた言葉だ。

 

 

 

これが私の原点。

 

 

 

この出来事と出会いは、

私の人生にいつも勇気を与えてくれる。

 

 

 

「苦しい、辛い」とか

「自分かわいそう」って

被害者意識が芽生えた時、

 

 

いつもこの光景を思い出して

「何甘えているんだ」

 

 

と自分を律することができる。

 

 

 

 

今、あのお母さんと赤ちゃんは

どうしているのだろうか?

 

。。。生きていたらいいな。

 

 

 

そしていつか、

自分の手で自分よりも

どうしようもなく困っている人を

助けたいと思っている。

 

 

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📍colon street , cebu , Philippines

 

 

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